2009年10月1日木曜日

モラトリアム法案

最近中小企業への返済期限の猶予について話題になっています。
企業と銀行で交わした融資契約を国が介入して変えてしまう。100年に1度の大不況という非常事態だから、やむを得ないということらしいですが、果たして効果の程はどうなんでしょうか。

返済期限を延ばしてあげれば、その間に企業側もなんらかの対策をとれる。助かる企業も多いでしょうが、銀行側は返済を猶予している企業については、リスクが大きいため追加融資は嫌がるでしょうし、追加融資が受けられなければ返済猶予も意味をなさないという企業も多いとか。結局のところ、やってみなければ誰にもわからないことなのでしょう。

このような対策を検討し、実行していくことは大切だと思いますが、もっと重大なことは実行した後にきちんと検証していくことだと思います。対策が間違っていれば、どこが原因だったのか突き止め、早急に軌道修正や変更措置を取る。そして失敗に対しての責任を取る。政権交代が実現したからには、期限を決めて明確に評価する仕組みも確立させてほしいと思います。

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