2010年6月14日月曜日

オルセー美術館展

今週から雨の日が多くなるそうです。
6月も半ばを迎え、梅雨の時期になりますね。

タイトルに記述しました、オルセー美術館展の
「ポスト印象派2010」に行ってきました。


私のような芸術にうといような人でもかなり
楽しめる内容でした。というのも、ふつうの
美術展でこれだけ一度にたくさんの画家の
絵画が見られることは中々ないみたいです。


というわけで、一挙に色々有名画家の絵が
見てみたいという方にはおすすめですよ。
それでは、チラリとその内容をご紹介しますね。

まずはちょっとした知識を。
よく印象派とポスト印象派などという言葉を
聞きますが、こんな違いがあるようです。

印象派19世紀の芸術家たちによる自然の
風物を題材にしたもので、うつろいゆく一瞬
特に光を新しい技法を用いて描いています。

どうも印象派以前の絵画や彫刻には、宗教や
神話を題材にしたもや貴族の注文で描かれる
肖像画などのテーマのものが多かったようです。

それに対して、ポスト印象派原始的な絵画に
回帰するような作品が多かったようです。

その時代の技法よりも、中世の作品等に関心を
示し、シンプルに曲線をはっきり描くゴッホや
ゴーギャン等の作品はその代表とされています。

と、こんなちょっとしたことを頭に入れておくだけで
作品を見るときの楽しさが増えるんですよね。
私も雑誌を購入して少しだけ勉強してみました。



さて、美術展のテーマは10章からなっています。



私が特に印象に残ったのはゴッホとゴーギャンを
対比して展示してあるコーナーでした。 

当時、才能を認められず、苦悩多き人生を歩んだ
二人の形跡が作品に現れているようでした。

私のお気に入りはゴッホの星降る夜です。
写真ではそのきれいな光景の素晴らしさを
伝えきれないですが参考までに。

ちなみに左下の二人は恋人同士みたいです。



もう一つ印象に残ったのは、内面への眼差し
がテーマでシャヴァンヌの貧しき漁夫です。

 

妻をなくした貧しい漁夫が魚がとれるように
祈っている傍らで彼の二人の子供が寂しそうに
描写されており、その気持ちが伝わってきます。

ご興味持たれた方、会場の案内等は以下の
URLへどうぞ。
http://orsay.exhn.jp/outline.html

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