2010年6月2日水曜日

松陰神社に行ってきました。


先日仕事の関係で世田谷の近くに行き松陰神社に
寄りました。

松陰神社というのは有名な吉田松陰を祀って
松陰という名前がついたようです。


明治維新を打ち立てることになる多数の門下生を
輩出したことで有名な「松下村塾」。その指導者が
吉田松陰です。高杉晋作を初め久坂玄瑞、
伊藤博文、山県有朋、吉田稔麿、前原一誠など、
偉大な人物が名を連ねております。


享年30(29歳没)。20代で亡くなられていたという
事実には驚きました。獄中にて遺書として門弟達に
向けて「留魂録」を書き残しています。

「身はたとい武蔵の野辺に朽ちぬとも留め置かまし
大和魂」という辞世の句を巻頭に始まるものです。

下記は松陰がなくなる一年前に弟子たちに向けて
書いた詩だそうです。文に力が漲るような印象です。

『志を立てるためには
人と異なることを恐れてはならない。
世俗の意見に惑わされてもいけない。
死んだ後の業苦を思いわずらうな。
また、目の前の安楽は一時しのぎと思え。

百年の時は一瞬に過ぎない。
君たちはどうかいたずらに
時を過ごすことのないように。』


明治の日本はこのような志高きものによって
築かれたのですね。色々あって、鳩山さんが
辞任されましたが、今の日本はどうでしょう。

松陰神社の周辺には碁会所があり、初めての
光景に思わず写真を撮って帰りました。



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