先日仕事の関係で世田谷の近くに行き松陰神社に
寄りました。
松陰神社というのは有名な吉田松陰を祀って
松陰という名前がついたようです。
明治維新を打ち立てることになる多数の門下生を
輩出したことで有名な「松下村塾」。その指導者が
吉田松陰です。高杉晋作を初め久坂玄瑞、
伊藤博文、山県有朋、吉田稔麿、前原一誠など、
偉大な人物が名を連ねております。
事実には驚きました。獄中にて遺書として門弟達に
向けて「留魂録」を書き残しています。
「身はたとい武蔵の野辺に朽ちぬとも留め置かまし
大和魂」という辞世の句を巻頭に始まるものです。
下記は松陰がなくなる一年前に弟子たちに向けて
書いた詩だそうです。文に力が漲るような印象です。
『志を立てるためには
人と異なることを恐れてはならない。
世俗の意見に惑わされてもいけない。
死んだ後の業苦を思いわずらうな。
また、目の前の安楽は一時しのぎと思え。
百年の時は一瞬に過ぎない。
君たちはどうかいたずらに
時を過ごすことのないように。』
明治の日本はこのような志高きものによって
築かれたのですね。色々あって、鳩山さんが
辞任されましたが、今の日本はどうでしょう。
松陰神社の周辺には碁会所があり、初めての
光景に思わず写真を撮って帰りました。
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